会社員の息子が東京本社からインド支店に転勤しました。
これを機に息子を頼って2019年2月にインド北部(デリー→ ジャイプール)を旅行をしました。
旅行プランは息子が取りまとめてくれました。現地のハイヤーを使った個人旅行です。
楽しい旅行ができました。ここでは「デリーの旅」に続く「ジャイプールの旅」を紹介します。
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2月23日 インド旅行2日目(ジャイプール(Jaipur)1日目)
デリーのインド門からジャイプールへ向かう途中のレストランで昼食
ジャイプールへ向かう途中、町のレストランで昼食をとりました。皿に乗っているパンはナンだと思います。
ナンとチャパティ
「ナン」と「チャパティ」はインドでカレーと共に食されるパンですが、次のような違いがあります。
「ナン」は、小麦粉(精白粉)に牛乳・バターなどを練りこんで発酵させた生地を、タンドールという窯の内側に貼り付けて焼いたものです。
生地を発酵させるため、ふっくらもちもちとした食感です。タンドールを使うので店やレストランで提供されます。
「チャパティ」は、小麦粉(全粒粉)に塩・水を練りこんだ生地を、タワーという円形の鉄板のフライパンで焼いたものです。
生地を発酵させないためふっくらもちもち感はないですが、全粒粉独特の香ばしさがあります。
フライパンで焼けるので一般家庭で食されます(ことくらべ『「ナン」と「チャパティ」の違いって?』の一部を引用)
車窓からの景色
結婚式関係の車でしょうか?なんというかおおざっぱな飾り付けです。カメラを向けると陽気な笑顔で手を振ってくれました。
ラクダの放牧です。インドのラクダはひとこぶラクダです。
夕食はケンタッキーフライドチキン
デリーからジャイプールへは車でかなりの時間がかかります。夕方になってきました。
車で走りながらスマホで夕食に適当なレストランを探しましたが、街はずれなので見つかりません。
止むを得ずたまたま見つけたケンタッキー・フライド・チキンを買って食べました。
ウメイド ハベリ ホテル アンド リゾーツ(Umaid Haveli Hotel and Resorts)
ウメイド ハベリ ホテル アンド リゾーツ(Umaid Haveli Hotel and Resorts) はジャイプールにあります。
このホテルは、ジャイプールを訪れる旅行者やビジネス出張者に人気のホテルのようです。
朝食付きで数千円程度と驚きの低価格でした。激安といっても特に問題があるわけではなく、気分良くくつろげました。
ホテルの敷地内には広いウェディングガーデンがあり、そこでやっていた結婚式のパーティーです。舞台では音楽に合わせて人々が踊りまくっています。
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2月24日 インド旅行3日目(ジャイプール(Jaipur)2日目)
世界遺産 アンベール城(Amber Castle)
アンベール城は、強大なムガル帝国にも屈しなかったラージプート族のマハラジャによって1592年から築城されました。
宮殿城塞であるアンベール城は、2013年に「ラージャスターンの丘陵城砦群」として世界文化遺産に登録されました。
象のタクシーです。せっかくだから乗ればよかった!象はバッチリお化粧しています。
階段を登りきって場内に入ると広大な広場になっています。人がたくさんいます。
アンベール城のガネーシャ門です。非常に美しい建築物で見とれてしまいます。
アンベール城内の噴水のある庭園です。安らぎの空間です。
万里の長城を彷彿させる城壁が山の尾根に続いています。壮大です。
アンベール城内にある「勝利の間」です。非常に美しい装飾が施されています。これにも見とれてしまいます。
マンゴーのアイスを一つ買ってみんなで分けて食べました。混じりっ気のない味で美味しい!
ジャル・マハル(Jal Mahal:水の宮殿)
ジャル・マハル(水の宮殿)は、ジャイプールのマン・サガール湖にあります。湖の中央に浮かぶように存在しています。
実際は5階建の宮殿ですが、そのほとんどは水の中です。水上から見えているのはほんの一部です。
18世紀にジャイプールの王サワーイ・プラタップ・シンによってに建てられました。
王族の夏の保養地として、王族がカモ狩りするときに使用していたと言われています。
ジャイプールにある他の遺跡と比較して地味ですが、湖に浮かんでいるように見えるため不思議な魅力があります。
ハワー・マハル(Hawa Mahal:風の宮殿)
ハワー・マハル(風の宮殿)は、姿を見られることを禁じられていた宮中女性のために1799年、マハラジャ サワーイ・プラタップ・スィンが建てました。
5階建ての正面部分に並ぶ小部屋にはどの方角からも風が入るように工夫されています。
ピンクの小部屋が並ぶ姿はジャイプールのランドマーク的観光地です(JTB 『インドのキュートなピンクシティ「ジャイプール」』から引用)。
道路沿いにある宮殿です。非常によく目立ちます。
ハワー・マハル付近の風景
ハワー・マハルの前の道路の様子です。この人は白馬に乗ってなにをしているのでしょう?
ハワー・マハルの近くの履物店で買い物
ハワー・マハルの近くの人気の履物店で買い物をしました。妻は靴を2足、私は革製の草履を1足買いました。
履物の値決めの仕方が独特で、店員が合計の値段を紙に書いて示します。客はその値段に納得できなければ店員と値段交渉します。
息子は店員と値段交渉し、店員が数回値段を書き換えて最終的な値段が決まりました。安く買えたようです。
レストラン「ニロス」で昼食
レストラン「ニロス」はジャイプールを代表する高級料理店です。表には警備員が2人立っていました。人気店だけあって料理の味はグッドです。
ジャワハー・サークル(Jawaha Circle)
ジャワハル・サークルは、ジャイプール最大級の公園です。2009年にジャイプール開発局によって建設されました。
公園の主な魅力は音楽の噴水で、270種類の異なる水の噴射があり300個のライトで飾られた美しい光景が見られます。
公園では、毎日午後7時から芸術的な照明の噴水ショーを開催しています。
ジャワハー・サークルのパトリカ門(patrika gat)は大変色鮮やかな門です。インスタ映えスポットとして若者に人気があるようです。
宮殿ホテル ジャイ マハル パレス ホテル (Jai Mahal Palace Hotel)
宮殿ホテル ジャイ マハル パレス ホテル (Jai Mahal Palace Hotel)はジャイプールにあります。宮殿ホテルとは、かつてマハラジャが実際に使用していた宮殿を改装したホテルのことです。
プールサイドのハンモックでくつろぐ息子。
宮殿ホテルというだけあって、広い庭やホテルの内装はとても豪華です。ホテル内には娯楽やくつろぎの施設が種々整っているようです。
残念ながら、夕方に到着して一泊しただけなのでほとんど利用しないまま出発しました。
このホテルに来る途中、多くのランボルギーニが一団となって走っていました。その一団はどうやら車の展示会をするためにこのホテルに来たようです。妻はマイカーだよというような顔をして立っています。
ホテルの夕食です。ビュッフェ形式です。日本のホテルの工夫を凝らした種々の料理に慣れた身からすれば少し物足りない気もしますが、食事は悪くないです。
庭ほどの豪華さはないですが、ゆったりとくつろげる部屋です。
翌朝の部屋の庭です。
放し飼いの孔雀たちが朝の散歩をしています。
ホテルの庭では民族楽器の奏者がライブ演奏をしています。
このホテルでインドに来てから初めて日本人に会いました。懐かしい気がして思わず声を掛けました。その日本人旅行者は、夫婦でトラピックスを利用しタクシーでインドを観光しているとのことでした。
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2月25日 インド旅行4日目(ジャイプール(Jaipur)3日目)
宮殿ホテルで朝食
特別な料理はないです。普通のホテルの朝食です。なぜかヤクルトがありす。
くつろぎのひとときです。
タージ・マハルへ向かう途中のレストランで昼食
タージ・マハルへ向かう途中、町の小さなレストランで昼食をとりました。
洗面所を借りたくて尋ねると、店にはなく30mほど先の作業場のようなところを指示されました。行ってみると、土間の真ん中にポツンと洋式の便器がありました。
ドアの無い隣の部屋では若者が作業をしています。女性は不安で用を足せないでしょう。
世界遺産 タージ・マハル(Taj Mahal)
タージ・マハル(Taj Mahal)は、インド北部のアーグラにある総大理石の墓廟(ぼびょう)です。
南北560m、東西303mの長方形の敷地にあります。基本設計は、ムガル帝国の墓廟方式の伝統を踏襲しています。
ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが、1631年に死去した愛妃ムムターズ・マハルのため建設しました。
インド・イスラーム文化の代表的建築です。1983年に世界文化遺産に登録されました(ウィキペディア(Wikipedia)から引用。以下の建造物の説明についても同様)。
大楼門
大楼門です。大楼門は、赤砂岩づくりで高さが約30mあります。
庭園
大楼門をくぐった先には、広大な庭園あがります。庭園は、水路と遊歩道により一辺296mの4個の正方形に区分されています。
墓廟(ぼびょう)
墓廟(ぼびょう)は、横と奥行きがどちらも57mの正方形を基本に、四隅が切られた変形八角形をしています。高さは丸屋根上部までが58mあります。総大理石造りです。
墓廟の内部は丸天井の高さが24mです。これは二重殻ドーム形式のためです。
この形式は、外観上の丸屋根と内部の天井との間に空洞を設けることにより、屋外から見るデザインと屋内の空間とのバランスとを両立させる形式です。
これぞインドの世界遺産!!という眺めです。
近づくにしたがって、建物の豪華さ優美さが増していきます。
妻は昨日履物店で買った靴を履き、一昨日デリーのジャンパスマーケットで買った服を着ています。
この建物を見るだけでもインドに来てよかった!!と感じます。
モスクと集会場
モスクと集会場は墓廟を挟んで向かい合って建っています。モスクと集会場は同じ外観であり、いずれも赤砂岩で造られています。
モスクです。
集会場です。
デリー インディラ・ガンディー国際空港→関西空港
これでインド北部の旅行は終わりです。タージマハールからデリーのインディラ・ガンディー国際空港に戻り息子とさよならしました。
来たときとは逆に、インディラ・ガンディー国際空港から香港国際空港を経由し、関西空港へ戻りました。
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エクスペディア 超得サマーセール!対象ホテルが20%以上OFF 予約期間:6/21-8/2 宿泊期間:6/21-10/31旅行のまとめと感想
・インドは日本の10倍程度の人がいて国の面積も広大です。そこに世界遺産など、たくさんの世界的な遺跡が点在しています。一つ一つの遺跡はスケールが壮大です。
・インドの町は人が多く活気にあふれています。人々はカメラを向けると屈託のない笑顔で応じてくれます。
・今回、特に空港など、肩から銃をぶら下げた多くの軍人を見かけました。しかし、威圧感はなく一緒に写真に納まってくれるなど意外にフレンドリーな感じでした。
・インド料理が口に合わない方もいると思いますが、例えば宮殿ホテルでは、王様気分で豪華な庭やくつろぎの空間を楽しむことが大事なのかなと感じました。ホテルから一歩外へ出れば喧騒の町ですので。
・インドは一生に一度は行っておきたいところでした。今回インドを旅行する機会に恵まれたことは非常に幸せでした。
ハワー・マハルの近くの履物店で買った草履
ハワー・マハルの近くの履物店で買った革製の草履です。丈夫で長持ちしています。