団体旅行に参加し3泊4日で台湾北部を旅行しました。台湾は韓国に次ぐ日本から近い国です。
台湾については地理や観光名所に関しほとんど知識がない状態でした。なので、最初の台湾旅行は団体旅行もありかなと思います。気楽に安く旅行できたので紹介します。
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台湾について
1979年にアメリカと中華人民共和国の間に国交が樹立されると、台湾は、国連から追放され、アメリカや日本と国交を断絶することになりました。
しかし、アメリカは「台湾関係法」を成立させて台湾の防衛を支え、日本も「国交は結ばないが、民間交流は続ける」という曖昧なかたちの関係を続けています。
現在の台湾は、中華人民共和国の脅威にさらされながら、ハイテク産業を中心に発展し、香港やシンガポール、韓国とともに「アジア四小龍」に数えられる経済規模の国家となっています(「ホンシェルジュ」の「5分でわかる台湾の歴史!オランダや日本の統治時代などをわかりやすく解説!」の「台湾の歴史を解説!中国による統治、蒋介石がしたこととは?」から抜粋)。
私も特許技術者という仕事(定年退職前の仕事)がら、台湾の特許事務所とのやり取りがあり、台湾は日本語でOKという点から親近感がありました。
旅行1日目(12月7日)
関西空港から台湾桃園国際空港へ
キャセイパシフィック便にて関西空港から台湾桃園国際空港へ行きました。
関西空港 16:00発 → 台湾桃園国際空港 18:30着
飛行機から見える夕日を受けた雲海です。とてもきれいです。旅行のワクワク感が増してきました。
台湾桃園国際空港に到着後、バスにて新竹(シンジュー)の煙波大飯店(LEKESHORE HOTEL)へ向かいました。
団体旅行ですので台湾に着いてからの移動は全てバスです。
夕食はホテルに行く途中のレストラン
夕食はホテルに行く途中のレストランで食べました。回転テーブルに種々の台湾料理が並んでいます。
新竹(シンジュー) 煙波大飯店(LEKESHORE HOTEL)
新竹(シンジュー)の煙波大飯店(LEKESHORE HOTEL)です。クリスマスの飾り付けがされています。
ホテルの部屋
広い部屋にゆったりとしたベッドがあります。
ガラス張りのシャワールームです。
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旅行2日目(12月8日)
朝食はホテルで
特に台湾料理ということはなく普通の朝食です。
新竹(シンジュー)観光
朝食後は新竹観光です。
竹東中央市場
人気の市場らしく通路は朝から混んでいます。
一堆とは一山(一盛)でしょうか。一山50元(150円~200円)?
大量の魚が並んでいます。
チキンでしょうね。
北埔(ベイプー)観光
水井茶堂
水井茶堂は新竹県の北埔老街(ベイプー)にあります。100年ほど前の古民家をリノベーションした風情あるお茶屋さんです。
いろいろな穀物をすり鉢ですりつぶしてお茶にします。
作ったお茶を飲みます。東方美人茶の試飲体験です。
北埔老街の商店街
北埔老街の商店街です。ここで台湾茶のセットと山椒の実を買いました。
街並みに大型チェーン店はなく、昔ながらの素朴な雰囲気が漂っています。
北埔慈天宮
北埔慈天宮です。
昼食は客家料理(はっかりょうり)
客家料理(はっかりょうり)とは、「客家人」と呼ばれる、もともとは中国大陸の華北地方に起源を持つ人々が、台湾も含めたアジア各地に移住した後も、伝統的に作ってきた料理のことを指します。
台湾の客家料理では、他の地域の客家料理とは少し異なり、乾物など保存食以外にも、生の海産物や肉もよく用いていますが、これは台湾が海に囲まれて鮮度の良い食材に恵まれているため、と言われています。
客家料理は味付けが全体的に濃く、塩味も強めなものが多いのが特徴です。風味付けにトウガラシやショウガなどを使い、台湾の醤油や酒で強く濃く香り付けします。また、こってりと脂っこいのも特徴です(JTB 「台湾グルメ『客家料理』の魅力と歴史」から抜粋)。
テーブルの上に個々に異なる種類の料理を盛った皿がたくさん並んでいます。これら料理をテーブルを囲む大勢の人で食べます。
台北(たいぺい)市内観光
昼食後は、台北市(たいぺいし)へ行って台北市内観光です。
道路はたくさんのバイクが走っています。
國家戯劇院
國家戯劇院です。國家戯劇院は台湾を代表する劇場です。宝塚歌劇団が公演をしたこともあります。
中正紀念堂(ちゅうせいきねんどう)
中正紀念堂(ちゅうせいきねんどう)です。台北市正中区にあります。台湾の初代総統である蒋介石の顕彰施設で、台湾の3大観光名所の1つです。なお中正紀念堂の「中正」とは蔣介石の本名です(wikipedia 「中正紀念堂」から抜粋)。
行天宮(ぎょうてんぐう)
行天宮(ぎょうてんぐう)は、台湾の台北市中山区に位置する関帝廟(かんていびょう)です。多いときには1日に2万人以上が訪れるとされる、台北地域でも人気の高い寺院・観光地のひとつです。
関帝廟(かんていびょう)は、関帝(関羽・関聖帝君・関帝聖君)を祀る廟(びょう、死者を祀る宗教 施設)です(「行天宮」 wikipediaから抜粋)。
台北 統一大飯店(UNITE HOTEL)
今日は統一大飯店(UNITE HOTEL)に泊まります。ホテルにチェックインした後、士林(シーリン)夜市に出かけました。
士林(シーリン)夜市
士林(シーリン)夜市は、屋台天国と言われる台湾の夜市の中でも特に人気の夜市のひとつです。100年以上も続く老舗夜市です。
市場には、食べ物の屋台、衣料品、靴、アクセサリー、電子機器など、ありとあらゆる店がひしめきあっています。
夜市は歩くのが困難になるぐらい大変な人出でした。
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旅行3日目(12月9日)
引き続き台北市内観光
ホテルでの朝食後は引き続き台北市内観光です。
国民革命忠烈祠(こくみんかくめいちゅうれつし)
国民革命忠烈祠(こくみんかくめいちゅうれつし)は、台北市中山区剣潭山にあります。
辛亥革命を始めとする台湾(中華民国)建国および革命、中国大陸での日中戦争などにおいて戦没した中国革命家や中国兵士の英霊を祀る祠(ほこら、神をまつった小さいやしろ)です。一般には台北忠烈祠と呼ばれています(「国民革命忠烈祠」 wikipediaから抜粋)。
忠烈祠の大門と大殿には衛兵(えいへい)が2人ずつ立っています。衛兵は、厳しい条件をクリアし、訓練を受けた兵士たちです。
忠烈祠の衛兵交代式です。衛兵交代式は中央広場で行われます。
衛兵交代式は、参拝時間の9:00~17:00の間に1時間ごとに行われます。
林安泰古厝民俗文物館
林安泰古厝民俗文物館は、福建省南部の閩南式の古い伝統家屋と美しい庭園が鑑賞できる民俗博物館です。
2010年に行われた台北国際花博覧会の会場だった新生公園の隣にあります。伝統家屋の林安泰古厝は、福建省から台湾へ渡り海運業や貨物貿易を通して富を築いた林氏の邸宅です(TAIPEI NAVI 「林安泰古厝民俗文物館」から抜粋)。
国父記念館
国父とは台湾(中華民国)の父である孫文(そんぶん)のことです。台湾では孫中山という名前が一般的です。
中央奥に孫文の坐像が鎮座しています。
台北101
「台北101」は、台北のランドマークであり、地上101階、地下5階、高さ約500mの超高層ビルです。観光施設とオフィスビルが一つになった複合商業施設です。
国父記念館から見た「台北101」です。天気が悪く上の方のが雲に隠れて見えないのが残念です。
国立台湾博物館
国立台湾博物館は日本統治時代の1908年に設置されました。台湾で最も歴史のある博物館です。
昼食は金品茶楼(きんぴんちゃうろう)
金品茶楼(きんぴんちゃうろう)は台北市長春路にあります。小籠包(しょうろんぽう)をはじめ上海料理のメニューが豊富で、地元で定評の店です。
小籠包は、薄皮で肉汁たっぷりです。チャーハンや豚の角煮などのアラカルトもあります。
十分(じゅうふん)観光
昼食の後は、バスで十分(じゅうふん)へ行って天燈上げをしました。
天燈上げ(てんとうあげ)
天燈上げ(てんとうあげ)は、三国時代に諸葛亮が平陽で司馬懿の軍に包囲された際、紙を貼った大型の籠を製作し外部に救援を要請したのが発祥という伝承があります。ただし、本当のところは定かではないということです。
4人が1組になって1つの天燈を空に飛ばしました。天燈の4の面のうちの1面が1人に与えられ、そこに各自墨と筆で願い事を書きます。
燃料が燃えて天燈が空高く舞い上がって行きます。
そのうち点になって見えなくなりました。神に願い事を託す儀式のように感じます。
九份(ジゥフェン)観光
天燈上げの後は、九份(ジゥフェン)へ行って九份観光です。
九份は日本では「きゅうふん」と読むのが一般的ですが、現地では「ジゥフェン」と読むそうです。
九份は、ジブリの名作「千と千尋の神隠し」のモデルになったと言われている非常に人気のある観光地です。
九份(ジゥフェン)散策
雨でも大人気、大混雑です。
傘の行列です。通路や階段が狭いので傘をさしての移動は大変です。
暗くなってきて提灯が点燈されました。提灯が点燈されると、不思議な世界に入り込んだ気分になります。
映画「千と千尋の神隠し」は私も見ました。大変おもしろく楽しめました。
これらの景色は、映画で描かれている湯婆婆の経営する銭湯宿と非常に雰囲気が似ています。
桃園 桃園智選假日飯店(HOLIDAY INN EXPRESS TAOYUAN)
今夜は桃園智選假日飯店(HOLIDAY INN EXPRESS TAOYUAN)に泊まります。
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旅行4日目(12月10日)
台湾桃園国際空港から関西空港へ
これで台湾北部旅行はお仕舞です。
キャセイパシフィック便にて台湾桃園国際空港から関西空港へ帰りました。
台北空港 11:15発 → 関西空港 14:50着
エクスペディア 超得サマーセール!対象ホテルが20%以上OFF 予約期間:6/21-8/2 宿泊期間:6/21-10/31旅のまとめと感想
・今回の旅行では、台湾北部の新竹、北埔、台北、十分、九份などを観光しました。
・台湾は、欧米などよりも日本に近い文化圏ですが、それでも日本とは異なる文化を感じ、それが新鮮でした。
・あまり天候には恵まれず、特に十分、九份は雨でしたが、それでも人気の観光地だけあって楽しめました。
・旅行を通してバスでの移動でしたが、今回のような天候のときは却ってバス移動は気楽で便利と感じました。