この記事では西表島旅行のモデルコースを紹介しています。
2020年12月に4泊5日で西表島を旅行しました。宿泊は星野リゾート西表島ホテル。
西表島は島のほとんどが亜熱帯のジャングルで、東洋のガラパゴスとも呼ばれています。
日本の他の島にはない壮大なスケール感を持つ島です。元気なうちに一度は行っておきたいところですよね。
今回の旅で西表島に魅了されました。その旅を紹介します。
・西表島の概要
・星野リゾート 西表島ホテルの食事(ビュッフェ)
・西表島ホテル近隣の「キッチン イナバ」での夕食
・星野リゾート 西表島ホテルの設備・外部・内部・客室の様子
・西表島の観光スポット
・浦内川の遊覧船
・西表島でのトレッキング(マリユドゥの滝・カンピレーの滝)
・カヌー体験ツアー(クーラの滝)
・西表島ホテルからレンタカーと水牛車で行く由布島
・西表島→石垣島→竹富島への移動
・竹富島観光の様子
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西表島(Iriomote Island)の概要
西表島は、沖縄県八重山郡竹富町にあり、八重山列島(または八重山諸島 )に属する島です。
沖縄県内では、沖縄本島に続く第2位の広さを持つ島です。因みに、第3位は石垣島です。西表島の人口は2,500人弱です。
西表島は、大きくは東部と西部の2つの地域に分かれています。
東部には、仲間川、サキシマスオウノキの群落、由布島があります。
西部には、ピナイサーラの滝(沖縄県最大の落差)、浦内川(沖縄県最長)、浦内川の上流のマリユドゥの滝・カンピレーの滝があります。
八重山列島には、石垣島、竹富島 、小浜島、 黒島、 新城島(上地島、下地島)、西表島、由布島、鳩間島が含まれます。
西表島は、幹線道路が1本しかなく、しかも道路で島を1周できません。
また、西表島には魚市場がなく魚はほとんど売っていないそうです。西表島の人は、魚は買うものではなく、自分で釣ってきて食べるものという感覚のようです。
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旅行1日目(11月30日)
関西空港→石垣空港(石垣島)→石垣港離島ターミナル→西表島
関西空港から直行便で石垣空港(石垣島)へ行き、石垣空港から石垣港離島ターミナルへバスで行きました。
石垣港離島ターミナルへは、石垣空港の「港直行」という看板のあるバス停から直行バスが出ています。
西表島へは石垣港離島ターミナルから安栄観光の高速船で行きました。着いたのは大原港です。所要時間は40分程度。
西表島には北側の上原港と南側の大原港があります。ホテルに近いのは上原港ですが、海が荒れやすい冬季には上原港行は欠航になりがちです。今回も大原港行となりました。
星野リゾート 西表島ホテル
大原港にはホテルから迎えのバスが来ており、それに乗って「星野リゾート 西表島ホテル」へ行きました。
部屋はリゾートホテルらしく、落ち着いた雰囲気です。
夕食はホテルのビュッフェ
夕食はホテルのビュッフェです。シーフードを中心に美味しいものがたくさんあります。
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旅行2日目(12月1日)
朝食はホテルのビュッフェ
朝食はホテルのビュッフェです。こちらも美味しいものがたくさんあります。朝からついつい食べ過ぎてしまいます。
ホテル内を散策
朝食後、ホテルの敷地内を散策しました。南国のリゾートホテルらしい落ち着いた雰囲気です。空気が澄んでいてとても心地いい!!
プールサイドではのんびりできます。泳ぐには少し気温が低いようです。暑くなくてとても快適です。
ホテルのプールから海側へ抜けると、すぐに月ヶ浜(トゥドゥマリの浜)があります。これはプライベイトビーチではないとのことです。
広くてとてもきれいです。少し曇っていますが気分は晴れ晴れ。シーズン中にはきっとたくさんの人が水遊びを楽しむのでしょう。
あわせて読みたい ➡ 【2020年12月】西表島旅行 星野リゾート 西表島ホテル宿泊記
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電動レンタサイクルで島内観光
今日は曇りときどき晴れといった天気です。雨が降らないようなのでホテルの電動レンタサイクルで島内観光をしました。
自転車に乗るのは40年ぶりぐらいでしょうか。不思議ですね~、ちゃんと乗れます。人間て偉大⁈ でもお尻が痛い。老化でお尻の肉がなくなったから?
星砂の浜
「星砂の浜」は、沖縄県八重山郡竹富町上原にあります。
星の形をした砂があることから「星砂の浜」と呼ばれています。手で砂をすくってみると、確かに星の形をしたたくさんの砂が混じっています。シュノーケリングや海水浴に人気のビーチです。
中野ビーチ
「中野ビーチ」は沖縄県八重山郡竹富町上原にあります。「星砂の浜」の直ぐ近くです。
とても広くてきれいなビーチです。西表島で最近シュノーケリングが最も楽しめるビーチと言われてるようです。
ビーチへの入り口は狭いので、道路際の小さな看板を見落とすと気付かずに通り過ぎてしまいます。
上原港
この季節、高速船が寄港できなかった上原港まで行ってみました。
やはり風が強く、海が荒れている様子です。この後、上原港近くのスーパーで弁当を買い海を見ながら食べました。
黒牛の放牧
自転車で浦内川に向かう途中で見つけた黒牛の放牧です。とてものどかです。
カンムリワシに遭遇
自転車で走っていると道端に少し大きめの鳥がいました。獲物を追って道路に舞い降りた直後だったようです。期待を持って見つめていると、警戒の眼差しでこちらを振り返りました。このとき互いの目と目が合いました。
間違いない!!カンムリワシです!!写真で何度もみたことがあります。とても貴重なカンムリワシとの遭遇の瞬間です。残念ながら写真は間に合いませんでした。
浦内川の遊覧船乗り場
浦内側の河口に到着すると、「浦内側遊覧船乗り場」の看板がありました。
特に予定はしていなかったのですが、時間があったので乗ってみることにしました。自転車置き場に自転車を止めて坂を下っていくと、遊覧船の乗り場があります。
乗客は少なく、当方の組を入れて2組だけです。料金は大人2,200円。終点の軍艦岩船着場まで20分程度です。
浦内川を遡上する遊覧船からの景色
遊覧船は浅瀬を避けながら上流へ上っていきます。遊園地ではなく本物のジャングルクルーズです!!日本でもこんな体験ができるんや~!感動です。
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マリユドゥの滝、カンピレーの滝までトレッキング
軍艦岩船着場
終点の軍艦岩船着場に到着し下船しました。
船長さんの説明では、「カンピレーの滝」までトレッキングコース(浦内川遊歩道)があり、ここから「カンピレーの滝」まで1時間程度とのこと。
高齢者(ただし私だけ)でも大丈夫かな?でもせっかく来たのだからいけるところまで行ってみよう、となりました。このときの私の服装は、帽子、半そでシャツ、長ズボン、スニーカーです。
浦内川遊歩道
「浦内川遊歩道」は、うっそうとした密林の中を行く亜熱帯のジャングル遊歩道です。なかなかの体験です。途中には水溜まりがいくつかあります。雨が降ると酷い道になることが想像できます。
マリユドゥの滝
船着場から1時間ほど歩くと、「マリユドゥの滝」が見える展望台に到着しました。展望台からの眺めは絶景です。
マリユドゥのマリは「丸い」、ユドゥは「淀み」という意味のようです。この滝は、日本の滝百選にも選ばれており、その姿は壮大です。
カンピレーの滝
「マリユドゥの滝」の直ぐ上流には「カンピレーの滝」があります。
カンピレーとは、「神の座」または「神々の交際」を意味するとされています。ゆるやかな傾斜の水の流れの中に数段の滝が約200mにも渡って続いています。壮大なイメージです。
ここから、船着場に引き返し、船着場→遊覧船→遊覧船乗り場→ホテルの経路でホテルに戻りました。雨が降らなくて幸いです。
夕食はホテルから徒歩圏の「キッチン イナバ」
ホテルの近くにはレストランや居酒屋があまりありません。「キッチン イナバ」はホテルから徒歩で行ける貴重なレストランです。
これはガザミカニのパスタです。ガザミカニはこちらでは高級食材として有名です。あとひとり分だけできるというので妻が注文しました。少しもらいましたが味は絶品です。
こちらは普通のシーフードのパスタです。私が食べます。
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旅行3日目(12月2日)
朝食はホテルのビュッフェ
いつもながら美味しい朝食です。
カヌー体験ツアー
今日の天気は雨のち曇りといったところです。天気が雨模様なのでどうせ濡れるならと、朝はクーラ川のカヌー体験ツアーに参加しました。
カヌーツアーはホテルまでの送迎があり、道具一式レンタルですので、水着さえ用意すれば気軽に参加できます。
この日は一時的に大変な天気で海側が風雨で大荒れでした。しかし、カヌーでジャングルに入ってしまえば、ほとんど影響はありせん。いい選択でした。
クーラの滝
「クーラの滝」の「クーラ」は「幸運を呼び込む」という意味があるそうです。小さい滝ですが神秘的な魅力があります。
クーラ川は、河口からカヌーをゆっくり漕ぎ進むにつれて川幅が狭まり、未開のジャングルの探検気分になります。20分程度カヌーを漕いだ後、カヌーを降りて沢づたいを少し歩くとクーラの滝に到着します。
「クーラの滝」の近くには、「サキシマスオウノキ」があります。板根(ばんこん)と呼ばれる根が板状になった木です。
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ホテルでランチ
クーラ川のカヌー体験ツアーからホテルに戻り、ホテルで軽食のランチを食べました。
昨日のカンピレーの滝トレッキング、今朝のクーラ川カヌー体験ツアーで少し疲れました。午後はホテルでゴロゴロしました。
夕食は今日も「イナバ」
夕食は今日も「キッチン イナバ」です。いい店ですし、他の選択肢もあまりないので、まあいいかって感じで今日も行きました。
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旅行4日目(12月3日)
レンタカーで島内観光
レンタカーはホテル内で予約できます。当日、業者がレンタカーをホテルの駐車場まで持ってきてくれます。返却もレンタカーをホテルの駐車場に止めてキーをホテルに渡しておけば完了です。
由布島水牛車待合所→水牛車に乗って由布島(ゆぶじま)へ
今日はまず由布島へ行きました。由布島へは由布島水牛車待合所から水牛車に揺られてゆるゆると行きます。水牛車待合所は、沖縄県八重山郡竹富町古見にあります。
由布島
由布島は、面積0.15k㎡、周囲2.0kmの小さい島です。人口は9人と少なく、水牛の数が人口を上回っています。島全体が「亜熱帯植物楽園」のような島です。
かつて由布島は、竹富島や黒島から人々が移り住んでおり賑わっていました。しかし、1996年の巨大台風により壊滅的な被害を受け、多くの死傷者を出し、人口が減少していきました。
そこで、西表正治おじい夫婦は、島の人口が減少していく中でも島に残って、再び島に人々が戻ってくることを願い亜熱帯の植物を植え続けたそうです。この結果、今の「亜熱帯植物楽園」のような由布島ができ上りました。
由布島観光については別記事で詳細に記載しています。よろしければご覧ください。
あわせて読みたい ➡ 星野リゾート西表島ホテル泊 由布島観光 由布島に行く3つの方法も解説
環境省西表野生生物保護センター
由布島から由布島水牛車待合所へ戻った後、車で「環境省西表野生生物保護センター」へ行きました。沖縄県八重山郡竹富町古見にあります。
ここは、最も絶滅の恐れが高いとされる「イリオモテヤマネコ」保護活動の拠点です。ここを訪れることにより、西表島の自然を知り、島の野生生物や自然環境保全への理解や関心を深めることができます。
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忘勿石(わすれないし)
「忘勿石(わすれないし)」は、沖縄県竹富町南風見にあります。
「忘勿石」は、沖縄戦の悲劇の一つとされる八重山のマラリアの悲劇を後世に伝えるための慰霊碑です。
波照間島島民の99.8%がマラリアに罹患したという悲惨な歴史を忘れるなという思いで忘勿石に刻まれたのが、「忘勿石 ハテルマ シキナ」の文字です。現在、台風により破損した銘板を復元中です。
イリオモテヤマネコ像
「イリオモテヤマネコ像」は、上原港から東に車で10分程度走ったところにあります。
天然記念物であり絶滅危惧種でもあるイリオモテヤマネコを守ろうという意図で建てられた像です。
因みに、像の左手後ろに小さく見えるのが、トレッキングツアーで人気の「ピナイサーラの滝」です。
夕食は今日も「イナバ」
夕食は3日連続「イナバ」です。
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旅行5日目(12月4日)
石垣島(石垣港)へ
ホテルをチェックアウト後、ホテルのバスで大原港へ行きました。海が荒れているため、西表島から石垣島へ向かう便は、ホテルから近い上原港ではなく、ホテルから遠い大原港からの出航となりました。
竹富島
石垣港離島ターミナルに到着後、スーツケースを石垣港の船会社に預けて、船で竹富島へ行きました。所要時間は15分程度です。天気はあいにくの雨です。
竹富島の水牛車
ここでも水牛車に乗りました。砂地の狭い道路を水牛車に揺られながらのんびりと進んで行きます。ガイドのおじさんが弾く三味線が情緒たっぷりです。
竹富島の石垣
竹富島の塀は形が不揃いな琉球石灰岩でできた石垣です。 石を整然と並べた石垣ではなく、ゴツゴツした石を無造作に積み上げた石垣なのが特徴です。
屋根の上のシーサー
家の屋根の上には守り神のシーサーがいます。魚をくわえたシーサーです。愛嬌がありおもしろい!!
竹富島観光については別記事で詳細に記載しています。よろしければご覧ください。
あわせて読みたい ➡ 竹富島 赤瓦の民家・水牛車・石垣 古き良き沖縄の原風景がここに
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石垣港離島ターミナル→石垣空港→関西空港
夕食は石垣空港でそば
夕食は石垣空港でそばを食べました。さて、この「そば」は「八重山そば」、「沖縄そば」のどっちでしょう?どんぶりにやいま村と書いてあるので「やいまそば」でしょうか?
西表島 入島制限:「旅行者を1日1200人までに制限」する方針について
下記の事情から今後は、西表島に容易に行けなくなる可能性があります。
・沖縄県が発表の方針:世界自然遺産の西表島を訪れる旅行者を1日1200人まで、年間3万3000人までに制限する方針。
・入島制限する目的:観光公害を防ぎ、国の特別天然記念物に指定されているイリオモテヤマネコを保護するため。
・西表島の近況:「オーバーツーリズム」の状態→人口わずか2400人の島に、コロナ禍前は年間30万人前後の旅行者が入島→シーズン中に観光客が殺到し、水不足や交通事故、イリオモテヤマネコが車にはねられる事故が多発。
・「町訪問税(仮)」といった利用者負担制度などの導入も検討。
・旅行者を制限する法律は正式にはまだ未成立→地元当局者らは旅行会社に協力を呼び掛けている。
旅行のまとめと感想
天候にはあまり恵まれなかったですが、マングローブの森、遊覧船でのジャングルクルーズ、多くの滝、多くの素晴らしいビーチ、澄んだ水や空気、神秘的な雰囲気など、西表島独特の自然環境に魅了されました。
今でも素晴らしい多くの映像が頭に焼き付いています。私は、西表島は日本の宝だ!!と思っています。
残念だったことを挙げるとすれば、悪天候のため「バラス島」へ行けなかったことです。「バラス島」は、西表島の北3kmほど先にある無人島です。モルティブと同じように白化したサンゴのカケラがどんどん溜まり、盛り上がってできた小さな島です。もし次の機会があれば是非訪れたいところです。
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